長野県長野市で瓦屋根を定尺板横葺屋根材ダンネツトップ(板金屋根)で葺き替えました!
長野県長野市で屋根のリフォームを行いました!
今回のリフォーム現場は土葺きの瓦屋根のお宅です。
土葺き(どぶき)とは古くから瓦を支えてきた工法の一つです。
湿式工法の事で、野地板の上に樹種の皮(杉の皮)などの下葺材を敷き、その上に粘土を乗せ、その粘土の粘着力で瓦を固定する工法です。
明治時代から昭和初期まで主流だった工法です。
土葺きの中でも「べた葺き」と「筋葺き」に分かれます。
「べた葺き」とは野地板全体に土を敷き詰めて瓦屋根を葺きます。
下地の調整も兼ねているので、瓦を葺いてからの安定性がよく、断熱効果が高いです。
「筋葺き」とは瓦の谷の部分にだけ葺き土を置く方法です。
瓦の縦列にそって筋状に葺くので、葺き土が弱いと台風などで瓦が簡単にズレてしまう可能性があります。
土葺き工法は断熱効果が高く、屋根を美しく葺きあげられる工法として使われてきましたが、使用する土の量が多く躯体への負担が大きく、
地震や台風などの影響や土葺きの風化により瓦のズレが発生することから、土葺き工法は使用されなくなりました。
土葺きされた屋根をリフォームするにはまず古瓦・葺き土の撤去からはじまります。
家によって異なりますが、使われている瓦屋根の重量の倍以上の重さの土を利用します。
例えば、瓦屋根の重量が6tのところ、使用された土の量は14t。
瓦剥ぎ・葺き土撤去だけでとても大変な作業になります。
近隣に土が舞ってしまわぬよう、最善の注意を払いながら作業をします。
手作業で葺き土を撤去することが多いですが、葺き土を吸い込んでくれるクリーンカーを利用することもあります。
瓦屋根の葺き替え専用の工事車両です。
トラックの上に大きな掃除機が載っています。
古瓦を撤去したときに発生する粉塵を吸い込んでくれます。
土葺き屋根を葺き替えるのは大変な作業ではありますが、耐震性への悪影響が心配されますので、葺き替えリフォームをオススメします。
~今回の長野市のリフォーム現場~
古瓦・葺き土の撤去をしました。
新しい野地板を張ります。
防水シート(ルーフィング)を貼ります。
新しい屋根材、ダンネツトップ4-1ワイドを葺きます。
ダンネツトップ4-1ワイドは株式会社セキノ興産の定尺板横葺屋根材です。
特徴
・軽量で地震に強い
・高耐食のGL鋼板+断熱材で断熱性・遮音性・強度に優れている
・太陽光発電システムを設置する際に穴をあけずにすむキャッチ工法に対応している
・既存屋根に重ねて葺くカバーリフォームにも対応
雨音の軽減効果もある屋根材なので、防音対策にもなります!
ダンネツトップは雨漏れや地震対策にも配慮された製品なので
家の中で一番大切な部分、「屋根」のリフォームには最適な製品です。